KTVとは、中国のカラオケボックスのことです。
日本初のカラオケですが、中国でもカラオケは大人気。とはいえ、日本と中国のカラオケは異なる部分も多く、「中国のKTVって実際どんな感じなのだろう…」と気になっている方も多いでしょう。
そこで、大学生5人で中国のカラオケ(KTV)に行った時の体験をレポートしたいと思います。
「中国のKTVってどんなところ?」「料金・プランが気になる」という方は、ぜひご覧ください。
どこの中国KTVに行ったの?
2023年10月、ビザを取得し念願の中国大陸へ初渡航。香醋が有名な、江蘇省鎮江市を訪れました。
友人5人と外出しており、近隣のショッピングモールでショッピングをしていました。夜22時になると、「お酒を飲みたい」ということで満場一致。バー(酒吧)やクラブ(夜店)などいくつか候補はあったのですが、せっかくならKTVに行こうと決まりました。
KTVというと、「綺麗なお姉さん(小姐)が接待してくれるキャバクラのような場所」をイメージされる方も多いようですが、「量販KTV」の場合、日本のカラオケボックスのように個室でカラオケが楽しめる空間のようです。
小紅書(RED)と百度地図を駆使して量販KTVを調べたところ、ホテル直結ショッピングモールの最上階に評判の良さそうなKTVを発見。
私たちが訪れたのは「明楽迪新概念KTV」という、量販KTVです。調べたところ、鎮江市を中心にいくつかの店舗があるようです。
中国KTVのお出迎え
KTVはショッピングモールの最上階にあったため、わくわくでエレベーター乗りました。しかし、扉が開くと、あらびっくり。言葉を失ってしまいました…。
ナイトクラブばりに鮮やかなライトとノリノリのダンスミュージック、そして、入り口からフロントまで超絶笑顔の店員5名ほどがずらりとお出迎え。
直感で「あ、やばいとこに来てしまった」と思いました。あまりにも日本のカラオケと違いすぎます。
同時に、「すごく料金高そう…」という恐怖が襲ってきました。しかし、VIPばりのお出迎えをしてくれた店員さんたちの手前、今更引き返すわけにはいきません。どうすることもできず、流れるままフロントへ向かいました。
気になる料金・プランは?
結論、ビール10本で600元(日本円で約12,500円)、閉店の朝5時まで歌い放題でした。
5人で行ったので、一人あたり約2000円を支払ったことになります。
KTVに来た私たち5人は中国語があまり得意ではありません。拙い中国語で値段とプランを尋ねましたが、相手の返答が全く聞き取れずにかなり焦りました。英語がペラペラな友人に助けを求めたが、英語も通じません。
注文にはかなり苦労しましたが、定員さんにはかなり優しく対応していただきました…ありがたい。泣
料金
最初に聞かれたのは、「お酒は飲むか、ソフトドリンクのみか」ということ。
また、どうやらお酒の種類によって値段が違うようで、フロント横のドリンク棚(コンビニのビール棚のような感じ)まで案内されました。
見たことないお酒ばかりで、どれが良いかも正直よくわからず(日本のお酒は見当たりませんでした)、「とにかく1番安いお酒で」と伝えたところ、こちらのビールを出されました。
10本で600元(日本円で約12,500円)と言われたので、5人なら十分だろうと思い、即決しました。ちなみにこちらのビールはかなり薄味で、普段ビールが苦手な私でも飲みやすかったです。
部屋に入ると無料のフルーツも運ばれてきました。クラブならシャンパンが入っているような♠形の容器に入っており、かなりびっくりしました。
オレンジ、ドラゴンフルーツ、そして中国ではフルーツ扱いのミニトマトなどがあり、美味しかったです。
時間
日本のカラオケでは、1時間ごとに料金が決められていることがほとんどです。しかし、こちらのKTVはなんと「閉店の朝5時まで歌い放題」でした。
つまり、支払ったのは600元のみです。こればかりは日本と中国の物価の差に驚きました。
中国KTVの内装
料金の支払いを済ませ、ようやくルームへ案内されました。全体的に近未来感漂うコンセプトで、中国のKTVにはこのような内装のKTVが多いそうです。
5人で案内された部屋はかなり広かったです。ソファに机、そしてモニター2つという点は日本とあまり変わりません。清潔かつ綺麗で、「新しいお店なのかな~」と思いました。
デンモクのような機器はなく、曲の入力は壁際のモニターかwechatでするようでした。日本のカラオケと同じように、採点機能もあります。
ちなみに、トイレも比較的きれいでした。清掃員のおばちゃんがトイレ横に常駐していたおかげだと思います。
中国KTVで日本の曲は歌えるのか
日本語曲はかなり収録されているので、日本人でも安心してKTVに行けます。
日本語曲はかなり多く、最新の曲も収録されていました。また、MVなど本人映像も多かったです。
K-POPや洋楽もかなり入っていたので、色んな国の人と行っても楽しめそうです。BIGBANGの曲は日本語ver.と韓国語ver.のどちらも入っていました…。
もちろん、日本のカラオケでは歌えない中国語曲がたくさんあるので、C-POPマニアの方にはたまらないかと思います。
(私は大好きなhigher brothersの曲を歌いまくりました。)
料金は前払いだったので、満足いくまで歌い終えたら、そのまま帰ってOKです。
まとめ
中国でのKTV体験をレポートしました。想像以上にコスパが良く、内装も近未来的で日本のカラオケにはないわくわく感がありました。
中国には様々な種類のKTVがあるようなので、次回はまた別のKTVも行ってみたいと思います。
みなさんも、中国に旅行に行った際には、ぜひKTVを訪れてみてください。