台湾(台北)の占い横丁とは?
台湾の行天宮から徒歩2分ほどの距離にある占い横丁とは、台北市にある占いブースが密集した地下道のことです。行天宮は台湾で非常に有名な道教の寺院で、商売の神様が祭られており、多くの参拝者が訪れる場所です。
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占い横丁には経験豊富な占い師が多く、様々な手法で占いを行います。紫微斗数や米粒占いなど、日本にはない手法で占ってもらえるのも特徴です。「当たる」と噂の有名な占い師も多数在籍していますよ。
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この横丁は、地元の人々だけでなく、観光客にも人気のある場所です。また、占い横丁の周辺には、台湾の伝統的な料理を楽しめる食堂や小さな店も多く、占い体験と合わせて台湾の日常生活を垣間見ることができるでしょう。
ブースにもよりますが、9:00~18:00の間で営業しているところが多いです。
台湾の占いの種類
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この占い横丁では、さまざまな種類の占いが提供されています。占いの種類には、四柱推命(生年月日に基づく占い)、風水、手相、姓名判断、タロットカードなどがあります。これらの占い方法は、個人の運勢、健康、恋愛、キャリアなど、さまざまな側面について運勢を見ることが可能です。
中には日本であまり馴染みのない占いもあります。「どんなことが占えるのだろう?」と気になっている方のために、台湾の占いの種類について解説します。
四柱推命(バジー)
四柱推命(バジー)占いは、台湾や中国で広く行われる伝統的な占いで、個人の生年月日と時刻に基づいて運命を読み解く方法です。
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四柱(四つの柱)とは、生まれた年、月、日、時の各々に割り当てられる干支(十二支と天干)を指し、これらを総合して個人の性格、健康、財運、恋愛、キャリアなど「人生の大きな流れや傾向」に関する洞察を提供します。
四柱推命は、重要な意思決定や人生の方向性を考える際に参考にされることが多いです。台湾では、特にビジネスや結婚、家族計画などの重要な局面で利用されることがあります。
紫微斗数
紫微斗数占いは台湾を含む中華圏で人気のある伝統的な占星術です。
この占いは、生まれた時の星の位置に基づき、個人のキャリア、健康、恋愛、財運「個人の運命や性格、人生の転機などを詳細に分析」します。特に、人の生年月日と時刻を用いて、12の宮(人生の様々な側面を表す)に位置する星々の配置を読み解きます。
紫微斗数は非常に複雑で精密な占いであり、台湾では重要な決断をする際にこの占いを参考にする人も多いです。
姓名占い
台湾の姓名判断(姓名占い)は、名前の文字それぞれの画数を数え、その合計に基づいて「個人の運勢や性格」を占う方法です。この占いでは、名前の各文字が持つ画数の総和が、人の幸運、健康、成功、対人関係などに影響を及ぼすと考えられています。
姓名判断は、個人の運命だけでなく、企業名や商品名にも応用されることがあり、良い名前が良い結果をもたらすと信じられています。また、文字の画数だけでなく、五行(木、火、土、金、水)の理論も取り入れることが一般的です。
米粒占い
台湾の米粒占いは、比較的珍しい伝統的な占い方法の一つで、米粒を使って未来や運勢を占います。
この占いでは、相談者が米粒をつまみ、米粒の落ちる形や配列に基づいて、健康、財運、恋愛、家庭の問題などに関してアドバイスが提供されます。
台湾における米粒占いはとてもユニークな手法のため、気になる方はぜひ体験してみることをおすすめします。
占い横丁の料金相場
台湾の占い横丁での料金相場は、占い師の経験や評判、占いの種類によって大きく異なります。
場所や占い師によっては多少上下しますが、500TWDがあれば簡単な占いを行うことは可能でしょう。
1種類だけの占い方法や、「恋愛運だけ」「仕事運だけ」のように特定分野についてのみ占う場合は、500TWD(日本円で約2300円)~の場合が多いです。
1000TWD(日本で約4600円)以上になると、複数の占いの組み合わせや、総合的な運勢を占うことが可能になります。
訪れる前に占い師やその店舗のウェブサイトで確認するか、事前に問い合わせをすることをお勧めします。
占い横丁では日本人でも占える?
日本人でも台湾の占い横丁で占いを受けることは可能です。「中国語ができない…」という心配は必要ありません。多くの占い師は日本人観光客に慣れており、日本語を喋ることのできる占い師や、通訳をつけている占い師の方も多いです。
占い横丁の中で日本語を喋っていると、多くの占い師の方が日本語で勧誘してくれます。私が実際に訪れた占いでは、占い師の方と通訳の方2名体制でブースを運営されていました。
実際に占ってもらった!本当に当たる?
「台湾の占いって本当に当たるの?」という疑問を解消すべく、実際に占い横丁へ足を運んできました。
私が訪れたのは、「奉天承運堂」という占いブースです。日本語の通訳の方がいて、値段も1000台湾ドルで詳しく占えるという良心的な価格設定から選びました。
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四柱推命と手相、面相で、総合的な運勢を占ってもらいます。
まずはこちらのピンクの紙に、生年月日、時刻、氏名を書きました。占い師の方が占い、紙に逐一通訳の方がメモをしてくれるという形式でした。
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まず、私自身の性格については、「全て当たっている」と感じました…。当たりすぎて、途中怖くなったレベルです。
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仕事については、正直「意外だな」と感じました。一方で、金運は2023年が悪いと言われて怯えていたのですが、実際に台湾から帰ったあと、すぐに現金3万5000円が入った封筒を紛失してしまい、「占いが当たってる…」と感じています。(泣)
台湾で占いを受けるという貴重な体験ができて非常に満足です。
まとめ
台湾の行天宮近くにある占い横丁は、多様な占い体験を提供する魅力的なスポットです。行天宮の周辺に位置するこの地下道は、四柱推命、紫微斗数、姓名占い、米粒占いなど、日本ではあまり馴染みのない占い方法も含め、幅広い占いを楽しむことができます。
日本語対応の占い師も多く、言葉の心配なく占いを楽しむことが可能です。台湾を訪れた際には、このユニークな占い横丁で、自身の運勢を占ってみるのはいかがでしょうか。